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C.U.G.10th Anniversary Album "C.U.G.001" Price\2,800- ・LITSEN TO MY BLUES |
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Recording Musicians Sax Section: 小濱 安浩(ts.fl) 椿田 薫(as.ss.fl) 緑川 英徳(as) 山崎 真(ts.fl) 鈴木 学(bs) 横山 功一(as.cl) Tp Section: 渡辺 勉(tp.flh) 加藤 隆幸(tp.flh)Jay Thomas(tp.flh.fl) 宮本やすし(tp.flh) 岡崎 好朗(tp.flh) 波多野 泰寛(tp) Tb Section:谷口知巳(tb) 福見 吉朗(tb) 中島 徹(tb) David Marriotto(b-tb) 水野 彰(tuba) Rythmsection:水野 修平(pf) 島田 剛(b)佃 政彦(ds.per) 倉田 大輔(ds) produced by Takayuki Watanabe, Yasuhiro Kohama Recorded on June 2 and 3,1999 |
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1999年9月号「SWING JOURNAL」 DISK REVIEWより 「名古屋を拠点にする名ビッグ・バンド」 CUGのことは、前からリーダー小濱や作編曲の水野からきいていたので、是非演奏に接したいと思っていた矢先、その全貌を伝える好企画のアルバムが出た。結成以来10年、本拠は名古屋だが、東京や大阪、アメリカからのレギュラー・メンバーも多く、一週間の地方ツアーまで立派にこなす活動振りだ。40歳以下の若手が多いから、サウンドは当然コンテンポラリー指向で、レパートリーは、ベイシー系から前衛風まで幅が広いが今回は、モダンな代表曲を選んだ。オリジナルが5曲、エリントン、オーネット・コールマンなど、ジャズ曲やスタンダードが6曲。水野作の?@?Aをきくと、このバンドの特色がよく判る。?@は、アップテンポのブルースで、のっけからトランペットやテナーのソロが躍動し、バックをブラスやサックスのリズミックなハーモニーが、対位的に進行していく。この辺のアンサンブルのからみ方は、かつてのマリガンやボブ・ブルックマイヤーの作風を思わせる。エリントン曲の扱い方も独特で、?Cのミステリックなムード、?Dの木管中心の優美な合奏やサトルなトゥツティなど極めて個性的だ。?Bのパーカーのバップ曲のスムーズな処理は、バンドの技術水準の高さを証する。?Jは、サックス合奏のテーマが判り易くポピュラリティが高い。ソリストも皆うまく、バンドの一体感がよく伝わる。数ある新バンド中の明らかに最大の希望の星だ。期待しよう。(瀬川昌久) |
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